Ray / レイ

Ray / レイ
ジェイミー・フォックス
価格:¥ 480 (DVD)
(参考価格:¥ 980)
発売日:2006-11-30
おすすめ度 ★★★★★
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ジョージアの貧しい家庭に生まれたレイは、少年時代に緑内障で視力を失うが「施しは受けず、自分の足で立って生きなさい」という母の教えを胸に、17歳でシアトルのクラブでデビュー。盲目の天才と呼ばれ、レコード会社と契約。ゴスペルとR&Bをミックスさせたソウルミュージックでスーパースターになる…。
故・レイ・チャールズの半生を『愛と青春の旅立ち』のテイラー・ハックフォード監督が演出した音楽満載の自伝映画。レイを、本人直々の指名を受けた『コラテラル』のジェイミー・フォックスが、自分自身を消し去ってしまったかと思うほど、レイ・チャールズになりきり、彼の魂が乗り移った爆発的パフォーマンスを披露。またドラマはソウルの神様レイだけでなく、女性にだらしない一面や薬物中毒、厳しいビジネスマンの顔もつづり、レイ・チャールズ本人を奥深いところまで描いているのもじつに興味深い。しかし圧巻はやはりライブ。年代ごとに披露される名曲の数々は、当時のレイの心情にリンクしたもの。この曲の背景には、こんなことがあったのか…と新たな発見に驚き。映画を見たあと必ずやサントラもじっくり聴き、レイの声にひたっていたくなること絶対だ。(斎藤 香)

★★★★★ 2007-04-21 感動する作品
少年時代の母親とレイのやりとりや、エンディングでの母親や弟とのやり取りは涙無しでは見られない。。
ジェイミー・フォックスの演技には賛否両論あることだろうと思うが、エンディングでの少年のように純粋なキラキラした瞳が非常に魅力的で好印象を抱いた。

個人的にはアート・テイタムがほんの少し登場した所が嬉しくて好きな場面だ。
絶対に一度見ても損は無い作品だと思う。

★★★★★ 2007-03-20 施しを受けずに自分の足でたっていこう
盲目のミュージシャン、レイ・チャールズの自伝的映画。女とドラッグに溺れながらも成功への階段を登るミュージシャンが抱えるトラウマと、楽曲製作にまつわる数々のエピソードが、過去の回想シーンと交互に展開されていきます。

まずレイ役を演じるジェイミー・フォックスの役作りが物凄いです。映画のオーディションで、レイ・チャールズ本人から絶賛された程のなりきり具合。ただでさえ難しい盲目という役どころに加え、演奏時における上半身をのけぞらせてゆれながら歌う独特の仕草も違和感なく演じています。歌唱力も抜群。私は黒人音楽には詳しくありませんが、むせ返るようなソウルミュージックの熱気というのは十分伝わってきました。

また、音楽以外の部分でも、特異な境遇におかれた一人の人間の葛藤や心の弱さが丁寧に描かれており、非常に長い上映時間にも関わらず、最後までじっくりと鑑賞することができました。

レイ・チャールズという人物は困難にも負けない強い精神をもっていますが、誘惑には弱く決して優れた人格者というわけでもありません。だからこそ、「施しを受けずに自分で立っていくんだ」と生きていく一人の人間の姿には深く感動をしました。

この映画は、実在のミュージシャンの経験に基づく作品な訳ではありますが、ドキュメンタリーではないので、若干の脚色があるとは思います。ただ、だからこそ、レイ・チャールズをよく知らない人が見ても感銘を受ける秀逸な人間ドラマに仕上がっていると思います。若い人がみてもあまり興味は沸かないかもしれませんが、人生の浮き沈みを味わってきた方には味わい深い映画なのではないでしょうか。

★★★☆☆ 2006-12-03 レイ・チャールズの音楽の理解に役立ちます
 「キング・オブ・ソウル」ことレイ・チャールズの伝記映画です。
 確かに多くの方が指摘している通り多くのエピソードを詰め込みすぎたため若干散漫になっていること、人生の後半については驚くほどかんたんにしか触れていないこと、また個々のエピソードが軽く扱われているように見えるという点は否めません。
 僕はレイ・チャールズが革新的なミュージシャンであったとは思っていませんでしたので、「革新的」と評価されていたらしいことは興味深かったです。また"Don't Set Me Free"や"I Can't Stop Loving You"などの楽曲と時代との関連、レイ・チャールズの音楽の変遷などが分かりやすく簡潔にまとめられているのもよかったと思います。
 ところで、61年のジョージア州の公演拒否は事実ですが、その後の「立ち入り禁止」は事実ではないそうですね。また、一応は女性にルーズであるように描かれていましたが、実際は映画に描かれていた以上らしく、2回結婚し7人の女性との間に12人の子供をもうけています。描かれなったことで一番大きな問題なのは、アパルトヘイト政策下の南アフリカへで公演したことや、10万ドルでレーガン大統領の就任演説で歌ったことでしょう(この際に当時のマネージャーは「レイは10万ドルのためならKKKの為にでも歌う」と言っています)。レイの暗い側面に十分に踏み込めてないのは、こうした映画の限界といったところでしょうか。
 ということで、音楽の理解に役立つ点で★三つ、物語の構成としては★二つ、事実の描き方に問題があるというところで★二つ減点、合計で★★★といった所です。

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