ブロンドと棺の謎

ブロンドと棺の謎
キルスティン・ダンスト
価格:¥ 4,935 (DVD)
(参考価格:¥ 4,935)
発売日:2003-12-19
おすすめ度 ★★★★☆
売り上げランキング:106780


★★★☆☆ 2005-07-22 遠い世界の話
1924年、ハリウッドのセレブたち15人が新聞王ハーストの船で週末を過ごす。ハーストと愛人マリオン、そのマリオンを口説くチャップリンを中心に話が進む。愛憎と偶然が引き起こした大事件。乗船していた誰にとっても騒ぎ立てて良い事のないことが解っていた。黙ることでおいしい思いをする者もいた。彼ら15人はそもそも現実離れした存在で、船の中も現実離れした世界。だからこそ、世間も執拗に追うことなく、うやむやのまま事件は埋もれ、消えていったのだろう。「それにしても今なら・・」という仮定が無意味も承知。このまま受け入れることとする。

謎解きサスペンスでもない心理サスペンスでもない。のめりこめない平坦なドラマ。
チャップリンは姿かたちを世に知られた人物。チャップリン役のエディ・イザード。この重要人物に中途半端に、そして強引に似せた無理が、この作品をより非現実的な遠い話にしてしまった気がする。この作品と同年2001年製作の「エニグマ奪還」では女装。こちらのほうがお似合いだったしストーリーも面白かった。彼だけにたいしてではなくどの登場人物にも感情移入できなかった。

★★★☆☆ 2005-03-05 1924年「オネイダ号事件」を元にした物語。
キルスティンが、とてもキュートだった。
彼女の仕草が、古い映画を観ているみたい。

チャップリンも、そっくりで面白かった。
実際、あんなに女好きだったんでしょうか?

チャップリンの運転手、本当に日本人なのね。
高野虎市さんというマネージャーだそうです。

昔のセレブのバカ騒ぎ。皆バカなことをしている。
でもやめられない。やめたらカラッポだから。

そんな最後の独白が心に残る。山場はないが
なぜか飽きずに観てしまう。味のある群像劇だ。

★★★★☆ 2004-08-07 大人向けの群像劇
 1924年、アメリカの新聞王ハーストの客船Oneida号に社交界のお歴々が乗り合わせる。その中にはハーストの愛人である女優マリオン・デービスや喜劇王チャップリンの姿もあった。やがてこの船で大事件が起こるのだが、乗客全員が事件について口をつぐみ、司直も時の実力者ハーストの前に及び腰となってしまったため、事件は今も多くの謎を残したままだ。世にいう「Oneida号事件」である。

 この映画は上記の史実の真相に大胆に迫った舞台劇が原作です。しかし謎解きや犯人探しがお話の眼目ではありませんので、ミステリー劇を期待すると肩透かしを食うと思います。むしろ人間群像劇として見るべき作品でしょう。

 20年代アメリカのジャズ・エイジの雰囲気がとても良く出ている映画です。うなるほどの金を持ち、虚実ないまぜの醜聞にまみれた退廃的人生を生きる人々が次々と登場します。それでも奇妙なほど彼らが魅力的に見えるのです。

 「市民ケーン」のモデルでもあるハーストが、愛人マリオンに溺れていくさまは決して不快感がありません。彼にとってマリオンはファム・ファタルというよりはビジネスにおけるミューズだったのではないでしょうか。

 またマリオン自身も史実によればハーストの死まで見取ったという女性で、この映画の中でも決してマリオンは世間慣れした「擦れた女」としては描かれていません。そもそもは金銭が結びつけた二人であったかもしれませんが、マリオンは芯のしっかりした、自分の強い意思でハーストを愛そうとした女性として描かれています。そうした役柄をキルスティン・ダンストが実に見事に演じ切っています。

 人の道に外れた登場人物たちの生き様は確かに手放しで褒められるものではありませんが、それでも欲望と野望を剥き出しにして、己にあくまでも忠実に生きる登場人物たちの潔いデカダンスに、ある種の爽快感を味わえました。

★★★★☆ 2003-12-20 Cat's Meow !!
ハリウッドの映画界では有名な歴史的事件を,実力派キャストが好演。キルスティン・ダンストは,華麗な衣装で踊り,エンドロールで歌も披露。一番光っているのは,チャップリン役のエディ・イザード。熱演です。また,某テレビでトリビアにもなった,チャップリンの日本人運転手も登場します。日本人が演じており,後にマネージャーとなることを予想させるチャップリンの厚い信頼がうかがわれるシーンがあって興味深いです。

>>もっと詳しく見る