白い巨塔 DVD-BOX 第二部唐沢寿明
価格:¥ 19,400 (DVD)
(参考価格:
発売日:2004-05-19
おすすめ度 ★★★★★
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教授選の激しい攻防が見ものだった第一部から一転、この第二部では教授の座に上り詰めた財前(唐沢寿明)が患者の遺族に訴えられる医療過誤裁判を中心にドラマは展開していく。佐々木庸平(田山涼成)の術後の病状に不安を抱いた柳原(伊藤英明)から何度となく診察を請われるも、教授就任の有頂天の心持ちに加えて、ポーランドで開かれる国際外科医学会の準備に忙しい財前はそれどころではない。日本を飛び立った財前はワルシャワでも完璧な執刀ぶりを見せつけ、ポーランドの医師たちをうならせる。時を同じくして、里見(江口洋介)から佐々木庸平の容態が悪化していることを知らせるメールが届いていた。
裁判をめぐって繰り広げられる人間模様は実にスリリング。これほどの作品であるならば、さらなるキャラクターへの肉薄も期待したかったが、語り口のうまさ、見せ方の巧みさがそれを補って余りある。ドキュメンタリー以外では世界初となったアウシュビッツ強制収容所跡でロケを行ったことでも話題になった。冷気が張りつめたかようなポーランドのシーンはいずれも圧巻である。(麻生結一)
★★★★★ 2007-03-02 もしも、最高裁まで上告していたら...。
問題は12月26日に佐々木さんの手術を行った、ということだと思う。
CTにより肺に写ったわずかな影を柳原は食道から肺への遠隔転移の可能性があるので
念のため胸腔鏡検査を勧めるが、検査の結果が出るまで2週間ほどかかり、
財前は3日後にはワルシャワで論文の発表と公開オペを控えているため、
もしここで検査をすれば手術は年明けになってしまう。
そして食道から肺への遠隔転移など絶対にありえないという理由で検査の必要を否定する。
しかし、オペを急いだ財前の本心は、退官日の東教授の最後の総回診をオペを理由にすっぽかし
恥をかかせるためではなかったのか?
術後の佐々木さんの容態の悪化にも術後肺炎の一点張りで抗生物質投与の指示しか出さず
患者より自分の壮行会を大切にする。ドイツでは再三送られてくる里見からのメールも読まずに消去してしまう。
結果、佐々木さんは財前の海外出張中に肺がんで死んでしまう。
しかし、里見や柳原の言う通りに検査を行っていたら佐々木さんは助かったか?の問いにも疑問が残る。
食道だけならば「切除以外、根治の可能性は無い」という言葉通りの完璧な手術であり、患者がヘビー・スモーカーだったことから炎症と判断したCT画像のあるかないかのようなわずかな影でしかなかった肺のがん細胞が、財前の海外出張中の1週間ほどの間に急激に増殖し佐々木さんを死に至らしめたからだ。
当然、検査の結果を待つ2週間の間に別の治療法でがんの進行を遅らすことができたとは考えにくい。
検査の結果なしには有効な治療法も見つけられないだろうから。
だから佐々木さんの死は自然な結果かもしれないし、医者は結局なにもできなかったのかもしれない。
絶対にありえない遠隔転移を最初の画像で見切れなかったことは医者の責任では無い、と思う.
★★★☆☆ 2007-01-16 原作との時代ギャップを克服しようとしているが、ちょっと無理がある。
他の方も書いておられるが、田宮版との比較はされるであろう作品。
原作は、当時の医学水準や時代背景を考えると、緻密な取材と描写で息を呑む迫力をもっていた。また、田宮版(ドラマ)では演者達と役どころとの年齢感がマッチしており、原作からそれほど時間が経って居ないこともあって、プロットに無理がなかった。
しかし本作は、原作との時代ギャップを埋める工夫があるのだが、その工夫が却って原作が持っていたリアル感を失う結果となっている‥と私は思う。加えて、演者と役のキャラというか、年齢感が全然あっていない。また、第一線の臨床医で、このドラマで描かれているほど傲慢な人は、もう天然記念物である。原作によって痛烈によって批判された医療の世界は、もう原作が描いたものとは全く異なっている。
ただ、音楽は素晴らしかった。
★★★★★ 2006-08-07 生きるということを再び考えさせられる
最後までプライドと自分の行き方を貫いた財前五郎は立派だった。それだけ、彼が失った「未来」を思うと涙が止まらなくなってくる。財前は常に真剣に技術と権力(力)を求め続けることで、医師であり続けた。里見は悩み続けることで、医師であり続けた。
そして、彼らは死を目前にしても自らの生き方を変えようとしない。それは生死を越えた基準によって決められているからだ。医学の発展と、一人でも多くの患者を救うこと。やり方は違っても同じ方向を見ていた二人は常に深い部分で共鳴しあっていたのだろう。
★★★★★ 2006-03-01 「人間は天使ではない。しかし、悪魔でもない」
教授という地位に固執していたかに見える財前が、自分のミスで助けられなかった患者にうわごとでがんセンターへの入所を呼びかけ、
名誉欲に駆られ、婿の財前を教授にすることに懸命になっていた財前の義父が、泣きながら財前に礼の言葉を述べ、
患者に誠実であろうとした里見が、自分だけではなく自分の家族をも追い詰めてしまい、
財前を追い落とそうとしたかに見えた東教授が、財前の手術を引き受け、
金目当てで医療裁判を引き受けた関口が、ふとしたきっかけでその裁判にのめりこむようになり、
……冒頭のキャッチコピーが胸に重くのしかかるほどの物語が、この中にはある。
★★★★★ 2006-02-01 DVDは持ってませんが
白い巨塔の第二部は第一部に比べると駄作という人が多いが果たしてそうだろうか?これは、あくまで個人的な意見だが、恐らく第二部を否定する方々の殆んどは熱心な財前ファンだからではなかろうか。ハッキリ言うと第二部は財前の弱さと地位を捨てても信念に突き進む里見に対するコンプレックスが感じられるシーンが多い。そのため財前ファンの方々にとっては見たく無いのかも知れない。一方の里見には力強さを感じさせられる。その為、自分は第一部は財前の話、第二部を里見の話と位置づけている。新たに登場するキャスティングも魅力的である。特に関口役の上川隆也の演技は一級品だと思える。それに対する国平役の及川光博もいい味をだしている。個人的には第二部も第一部に負けないぐらい見応えはあると思う。それに伊藤英明のうじうじした役が見れるのは白い巨塔だけだと思うし結構貴重(笑)。
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